外資ITのキラキラと不都合な真実

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雑感 - 量的緩和策がもたらしたもの -

目次

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2013年に始まった日銀の金融緩和策を考える

2013年。

日銀の緩和策が発表されても、それほど何も感じませんでした。

異次元といわれる金融緩和策がどれぐらい効くものか、いま一つ実感が湧かなかったのです。

一杯 公共工事をしてきても、そこまでは失われた20年だったわけですし、庶民の実感はそんな感じだったのでしょう。

 

その後で起きたこと

  • 金利
  • 株・不動産の高騰(家賃の上昇)
  • 円安・ドル高
  • 雇用率↑ 
  • 賃金↓
  • 原油安によって多少ショックが和らいだとはいえ、物価の高騰

消費者物価指数は上がってないのですが、

同じクオリティーのものを取得するには上がっていると体感しています。

(例:第三のビールや小さくなったお菓子パッケージ等)

 

 

金融リテラシーと運によって生活レベルに差ができた

  1. 運があった人 :: 2013年より前に不動産、株を持っていた人
  2. 金融リテラシーが高い人 :: 2013年~2014年に金融の知識があって、不動産・株を購入できた人
  3. そうじゃなかった人

1, 2の人は量的緩和策の効果を受けれた人だと思いますが、

3の人は・・・たまったものじゃないですよね。

 

賃金が下がっている中、不動産を含め支出がどんどん高くなって生活はどんどん苦しくなるばかりかと思います。

※賃金推移は以下を参照ください。

3 GDP項目別動向〔1〕 消費

運にしろ、実力にしろ、結果として格差が広がったのがここ数年の効果だったと考えます。

これからはどうなる?

この緩和を続ける限りはずーっと格差が広がり続ける気がします。

いつ緩和が終わるのかは分かりませんw。

ただ消費税増税2019年に控えているので、それが終わらないと中々 緩和の出口を探ることは難しいのではないでしょうか。

・・・ということは2022年あたりかもしれませんね。